
諦念という手紙を出す相手は一人しかいない
共通のコンテクスト、なるものが暴力として働く。 某所である作家に「好きな男性のタイプは?」と尋ねる人を見て殺意を覚えたけれど、この質問...
アラビア語、現代思想、精神分析、信仰、雑記

共通のコンテクスト、なるものが暴力として働く。 某所である作家に「好きな男性のタイプは?」と尋ねる人を見て殺意を覚えたけれど、この質問...

わたしは霊感などまったくないが、見えてしまう人はきっと大変だろう。なにかが見えないとしたら、それは見えないままにしておいた方が良い。 ...

なにかが連続しているというのはよくわからないことだ。わかるかもしれない。 例えば若い頃、幼い頃の恥ずかしい思い出が蘇って七転八倒する、...

天の声が聞こえた時は、大体悪い声だ。その声に従ってはならない。しかし一旦従ってしまうと、悪い声ではなくなるし、後悔もない。共約不可能ななにか...

とりあえず選ばれた写真の中で家の写真は全部要らない。半分から三分の二くらい何らかの建築物だけれど全部要らない。ほとほと愛想が尽きた。建築とか...

あちこち歩いてなにか巻き起こるかというとなにも起きない。ボロい家など撮っているが家など興味もない。家しかないから仕方なく撮っているだけだ。し...

訳あって、というほどの訳もないのだけれど、東京二十三区内の神社を虱潰しに訪ねることを一応の口実に、なんでもない町を延々と歩いている。ぶらぶ...

「開かれていなければならない」という強迫があり、それが逆説的に人々の視野を狭めている。 仕事以外には娯楽という言葉以外で正当性を許さない文...

例えば普通に会話している中で「それはつまり○○ということですよね!」といった台詞を差し挟むのにはかなりの慎重さが要求される、ということは普...

信仰心と言う時、それはもちろん、いわば信仰の微分として信仰対象を喪失、あるいはどうでもよくなった信仰を意図しているが、たぶん、この時点で相...