正しさは適度に覆われなければならない
人を傷つけることが悪なら、正しさそのものも悪となり得る。 勿論、正しさそのものが悪なわけではない。 ただそれは多分、適度に覆われるべきだ...
アラビア語、現代思想、精神分析、信仰、雑記
人を傷つけることが悪なら、正しさそのものも悪となり得る。 勿論、正しさそのものが悪なわけではない。 ただそれは多分、適度に覆われるべきだ...
心は移ろうが神は移ろいゆかない。 わたしたちはわたしたちの心の原因を知らない。だからギリシャ人は、その著述の中で、今日なら感情や感覚として...
恐ろしいのはイスラームの外ではなく中だし、敵ではなく味方だし、悪意ではなく善意だ。 家族ほど不条理に守り、不条理に殺すものはない。 だか...
誰にでもそれぞれの孤独がある。 だから分かち合うべきは、分かち合え無さそのものだ。 唯一の神を信じるとは、そういうことなのではないか、と...
日本人ムスリム/ムスリマというのは依然少数派だし、それ以前に世俗性の強いこの国では何らかの信仰を持っているというだけで目立つのかもしれない...
信仰の一つの力に、時を止めることがあるように感じることがある。 時を止めるというより、時というものを感じなくなる、時の外に出る、とい...
自宅の中で近所の建物のことを話す時、わたしはいつも見当違いの方向を指さしているという。 「西友は南にあるのに、西友って言いながら西の方...
わたしの存在と神の存在はとても似ている。 わたしの存在の確からしさほどに、神の存在が確かだ、というより、神の存在の確かめようの無さと同...
最後に残る「自然」への暗黙でナイーヴな信頼と、過剰な人口性に彩られる人間たち。 この国の女たちはどうだ。機械のようなものに取り憑かれて...
国家による検閲には反対するが、企業による検閲には従う人々。 国民は国家を選べないが、社員は企業を選べる、そこに「自由意志」があるから従うの...