数えられなかった羊

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アラブ、イスラーム、アラビア語、エジプト、現代思想、言語・精神分析 書評と翻訳と雑記

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Posts tagged ラカン

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宗教の誕生

 宗教の誕生。
 そう言うと、祭祀遺跡の考古学的研究とか、埋葬の始まりといったことを連想するでしょう。それはそれで興味深いのですが、ここで言う宗教の誕生は別の話です。
 では、宗教的であることの反対とは何でしょうか。今日 [...]

排水口の髪の毛

 症候とは排水口の髪の毛だ。
 風呂の排水口に絡み付いて発見されるもの、それがわたしだ。
 もちろん、そこにある残骸はゴミだ。「どうしようもないもの」だ。
 一方で、紛れも無いこのわたしから生まれ出たもので、ついでに言え [...]

「彼はわたしに騙されてしまうのではないだろうか」

 以前に、擬態のことを書いた。
 擬態という性質を持つ生き物がいる。危険な虫の形や模様を真似して生き延びるものたちだ。
 擬態というのは人間が見て「似せている」と思っているだけで、虫に「その模様はカバマダラの真似ですか」 [...]

面を点だと勘違いする、鎌倉の寸断死体

 仕事で地図周りのことを扱うことがよくあるのですが、座標やらジオコーディングやらといったものと戯れているうちに、人間の地理概念というものは「面を点だと勘違いする」ことが基本になっていると考えるようになりました。
 わたし [...]

気短さと待ちについて

 『「不自由」論―「何でも自己決定」の限界』のエントリで、(自由な)近代的主体性は西欧人の「気短さ」に由来するのではないか、というエリ・ザレツキーの指摘についての記述を引用しました。
 この気短さからの連想について、メモ [...]

すごい体験と信仰

 以下の文章は、例によって真面目なムスリムの方には不快な内容を含む可能性がありますので、真面目なムスリム、「ふざけたこと書くな!」という方は読まないで下さい。不真面目な信徒が書いています。
 
 アブー・ハキーム前野先生 [...]

退屈な革命と退屈な信仰

 スガ秀実氏が、「革命というのは欲望ではない、欲動なんだよ」と発言したそうです。
 中川文人氏が昔の仇敵である松尾氏に憧憬を隠さないのは「欲望」であり、「革命というのは欲動であり、もっと退屈なものなんだ」という流れだった [...]

「それはあなたの声ではないですか」

「それはあなたの声ではないですか」
「そんなはずはありません。わたしは声が出ないですから」
 いかにして「狂人」の言葉は、真理を射当てているのか。
 確かに、彼または彼女に、自由に語れる言葉などない。人間たちが「彼の言葉 [...]

バットマン『ダークナイト』と二つの顔 神経症、倒錯、精神病

ダークナイト 特別版 [DVD]クリスチャン・ベール, マイケル・ケイン, ヒース・レジャー, ゲーリー・オールドマン, クリストファー・ノーランワーナー・ホーム・ビデオ 2008-12-10

 もちろんこ [...]

疑えない死後、存在しない死後

 死後というのは、ある意味、疑うことのできないものだ。
 というのも、わたしたちが象徴の星座に位置づけられたもの、つまり名である以上、この次元においては、増えることも減ることもなく、生まれることも死ぬこともないからだ。
[...]

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