羊は迷うのか
羊とは縁が深いですが、「迷える子羊」というのは、キリスト教文脈でよく使われるイメージです。
とりわけ、99匹の羊のお話が好きです。これはマタイとルカの福音書にあるもので、新共同訳だとこうなっています。
18:10 「 [...]

アラブ、イスラーム、アラビア語、エジプト、現代思想、言語・精神分析 書評と翻訳と雑記
羊とは縁が深いですが、「迷える子羊」というのは、キリスト教文脈でよく使われるイメージです。
とりわけ、99匹の羊のお話が好きです。これはマタイとルカの福音書にあるもので、新共同訳だとこうなっています。
18:10 「 [...]
今読んでいる小説の中で、キリスト教徒(コプト)のエジプト人が「この三十年くらいでイスラーム主義が伸長して末恐ろしい」ということを嘆く場面があります。アーミーヤで面白おかしく語っているもので、これが事実であるにせよ、そん [...]
こんなエントリが話題になっていました。
日本人は自らの宗教性にいいかげん気付くべき - 狐の王国
良識あるものは自らの倫理観を問いなおせ。それが信仰でないことなどほぼ無いことに気付くべきだ。一つの宗教にきちんと向かい [...]
「投資は宗教と同じ」とか「○○は科学を称しているがあんなものは宗教と同じだ」という時の「宗教と同じ」は、論理的決着のつく見込みのない水掛け論を指して「神学論争」と言ったり、「○○のメッカ」などというのと一緒で、単なる慣 [...]
『さえずり言語起源論』、「音楽と信仰」に関連して一つメモしておきたいのですが、統語構造が意味と独立に発展した、あるいは文法が意味に先立つ、と考えると、古い言語独特の難渋さというのに合点がいきます。
言語学の専門家でも [...]
「ロックは世界を救う!」と、「イスラームこそ解決1」はよく似ている。「音楽と信仰」で触れたような意味で。
ロックもイスラームも、多分世界を救わないだろう。というよりどちらも、よくよく考えれば、こう言うことで要するに何 [...]
畠山直哉さんという写真家の連作に、石灰石鉱山の発破の様子を撮影した「Blast」というものがあります。遠隔操作のカメラを発破現場近くに仕掛け、爆発の瞬間を写真に収めるのです。
畠山氏は、
僕は若い頃に「フィルムには光 [...]
ちょっと長い前置きがあります。
このブログで書いている文章の多くは、「信仰を内側から見る」試みを表したものです。正確には、「内側」と「外側」を貫通する試み、あるいは「内側」の見方をそのままに「外側」的に表現する試みで [...]
エジプトの映画俳優アーデル・イマーム氏が、宗教侮辱のかどで投獄される、とのニュースを目にしました。
アーデル・イマームは、エジプトのみならずアラブ世界全体で知らない人がいないくらいの超有名俳優で、アラブ映画に少しでも [...]
宗教の誕生。
そう言うと、祭祀遺跡の考古学的研究とか、埋葬の始まりといったことを連想するでしょう。それはそれで興味深いのですが、ここで言う宗教の誕生は別の話です。
では、宗教的であることの反対とは何でしょうか。今日 [...]