数えられなかった羊

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アラブ、イスラーム、アラビア語、エジプト、現代思想、言語・精神分析 書評と翻訳と雑記

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Archive for 2 月, 2009

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『イスラーム世界の創造』羽田正

イスラーム世界の創造 (東洋叢書)羽田 正東京大学出版会 2005-07

 「イスラーム世界」という、どこかわかったようなわからないような曖昧な概念について、その発生過程と問題点を指摘する、非常にスリリング [...]

عيد الحبとアラブの手話

 アラビア語でバレンタインデーはعيد الحب(ァイードルヘッブ)ですが、これについて手話で語っている動画がありました。

 イスラーム的には、バレンタインデーはビドア(イスラームに後から付け加わった不純物)であってダ [...]

ベンジャミン・バトン 数奇な人生

 ブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット主演、デビッド・フィンチャー監督による『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』。
 少なくとも今後数年間は、これを超える映画には出会えないだろう。それくらい、凄い作品だった。
 正直 [...]

『アラビアンナイト―文明のはざまに生まれた物語』西尾哲夫 ウォルター・クレーン、中国のアラジン

アラビアンナイト―文明のはざまに生まれた物語 (岩波新書)西尾 哲夫岩波書店 2007-04

 アラビアンナイトがヨーロッパにとっての他者の表象にすぎず、アラブ文学というより「ヨーロッパ文学」であることは自 [...]

『イスラーム世界のことばと文化』

イスラーム世界のことばと文化 (世界のことばと文化シリーズ)佐藤 次高成文堂 2008-05

 エジPOPレビューの中町さんが執筆に加わっていること、「アラビア書道とその周辺」さんの記事が面白くかったこと、 [...]

『外国人とのコミュニケーション』J.V. ネウストプニー 言いたいこと、外国語、礼節のコード

 英語圏で日本語を教えるチェコ生まれの言語学者による、コミュニケーション論。飛びぬけて新奇なところがあるわけではないですが、目の付け所が非常に精密です。翻訳ではなくこの美文を書き上げる言語能力に裏打ちされた、時に少し手 [...]

牛のカラテキック

 ”ثور يلعب كراتيه”。
 牛殺しならぬ、牛カラテ。
 牛の飛び蹴りもすごいけれど、すぐに起き上がっているオジサンも相当タフですね。普通に死にそうですけれど・・。

屈折語、古い教会、意味の充溢

 古く複雑な屈折語は、次第に簡素化し屈折的特長を失い、孤立語や膠着語に近い形へと変化していく傾向がある。現代英語が典型だが、ラテン語とフランス語・イタリア語等についても同様のことが言えるだろう。
 正則アラビア語はラテン [...]

羊と子供の頭突き

 مناطح ثيرانと題されていますけど、牛じゃなくて羊ですよね? こういう動物の呼び名と指す領域というのは、各言語で不思議なマッピングがされているものなので、コイツもثورなのかもしれませんが・・。
 とりあえず [...]

ミミを閉ざす、イミを閉ざす

 本当に、耳を閉ざすことができない、ということが決定的なのだ。
 意味は、常にわたしたちが理解する前に現れる。
 理解が意味を示すのではなく、与件のように意味がやってくる。そして耳は、聞こえすぎないことにより音を分節する [...]

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