数えられなかった羊

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アラブ、イスラーム、アラビア語、エジプト、現代思想、言語・精神分析 書評と翻訳と雑記

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Posts tagged 精神分析

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面を点だと勘違いする、鎌倉の寸断死体

 仕事で地図周りのことを扱うことがよくあるのですが、座標やらジオコーディングやらといったものと戯れているうちに、人間の地理概念というものは「面を点だと勘違いする」ことが基本になっていると考えるようになりました。
 わたし [...]

『欲望のコード―マンガにみるセクシュアリティの男女差』堀あきこ

欲望のコード―マンガにみるセクシュアリティの男女差 (ビジュアル文化シリーズ)堀 あきこ臨川書店 2009-06

 縁あって献本頂戴してしまいました。堀あきこさんの『欲望のコード―マンガにみるセクシュアリティ [...]

「それはあなたの声ではないですか」

「それはあなたの声ではないですか」
「そんなはずはありません。わたしは声が出ないですから」
 いかにして「狂人」の言葉は、真理を射当てているのか。
 確かに、彼または彼女に、自由に語れる言葉などない。人間たちが「彼の言葉 [...]

バットマン『ダークナイト』と二つの顔 神経症、倒錯、精神病

ダークナイト 特別版 [DVD]クリスチャン・ベール, マイケル・ケイン, ヒース・レジャー, ゲーリー・オールドマン, クリストファー・ノーランワーナー・ホーム・ビデオ 2008-12-10

 もちろんこ [...]

名付けと固有名詞 日本・西洋・アラブ

 大抵のアラブ人の名前には意味があり、多くの場合「ムハンマド」「アブドゥッラー」(神の僕)のように宗教的語彙構造に根を持っている。これは欧米のキリスト教文化圏でも同じで、マイケルだってミカエルなわけで、まったく一から作っ [...]

疑えない死後、存在しない死後

 死後というのは、ある意味、疑うことのできないものだ。
 というのも、わたしたちが象徴の星座に位置づけられたもの、つまり名である以上、この次元においては、増えることも減ることもなく、生まれることも死ぬこともないからだ。
[...]

長押し、時間の空間化、象徴化

 元Macintoshユーザーで、今も古いiBookは一つ持っているのだけれど、Macintoshは既定で右クリックがないため、長押しという動作がよくある。
 別にMacintoshではなくても、長押しという操作が必要な [...]

『父という余分なもの―サルに探る文明の起源』山極寿一

父という余分なもの―サルに探る文明の起源山極 寿一新書館 1997-08
by G-Tools

 「父という余分なもの」。ラカニアン、あるいはフロイディアンの著書だとしたら、何の気もなく流してしまうタイトルで [...]

屈折語、古い教会、意味の充溢

 古く複雑な屈折語は、次第に簡素化し屈折的特長を失い、孤立語や膠着語に近い形へと変化していく傾向がある。現代英語が典型だが、ラテン語とフランス語・イタリア語等についても同様のことが言えるだろう。
 正則アラビア語はラテン [...]

ミミを閉ざす、イミを閉ざす

 本当に、耳を閉ざすことができない、ということが決定的なのだ。
 意味は、常にわたしたちが理解する前に現れる。
 理解が意味を示すのではなく、与件のように意味がやってくる。そして耳は、聞こえすぎないことにより音を分節する [...]

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