良き土管とされますように

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基本的に人は遺産と借金で生きるものだろう。
特別資産家でなくても両手両足揃ってるだけで貰いものだ。
大体、果てのない過去からずるずると行き当たりばったりで流れてきて、偶然ここに至りついただけの話だ。
子や孫の世代に憂いを残してはいけない!みたいな言説を賢いリベサヨの人は吐くが、そんなのがわざわざ言葉になるということは、大概は憂いを残すということだ。よくわかんないことは後回しにしてツケを残して人類はやってきただろう。遺産も借金も同じものだ。
大きな言葉を吐くのは意義ある責任ある生を求めるからだろうが、意義なんかどうあがいてもない。ただの通過点なのだから努力だの能力だの砂粒一つほどの意味しかない。雑魚なんだから通過されとけばいい。
主がわたしを良き土管とされますように。



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