「信仰の必要ない人間」というのは、ほとんど「人間ではない」のと同じことだ。
信仰を必要から考えてしまった時点で、既に見当違いな場所を見ている。
神が貴方を選ぶのであり、貴方が神を選ぶのではない。
必要なものがあるとしたら、それは既にすべて与えられてしまったのだ、という気付きのみから、始まる。
神は完了している。
すべてが終わった場所で、静かに始まるのが信仰だ。
世界の終わった夕暮れの浜辺に、尚打ち寄せる波を見つめるように。
アラビア語、現代思想、精神分析、信仰、雑記
「信仰の必要ない人間」というのは、ほとんど「人間ではない」のと同じことだ。
信仰を必要から考えてしまった時点で、既に見当違いな場所を見ている。
神が貴方を選ぶのであり、貴方が神を選ぶのではない。
必要なものがあるとしたら、それは既にすべて与えられてしまったのだ、という気付きのみから、始まる。
神は完了している。
すべてが終わった場所で、静かに始まるのが信仰だ。
世界の終わった夕暮れの浜辺に、尚打ち寄せる波を見つめるように。