Categories: メモ雑記

悪くて強い方のそばにいる

 ちょっとびっくりすることがありました。
 誠に胡散臭く色々幅広く商売させて頂いているわたしの仕事の一つに、某サイトの管理があり、時々こちらに削除要請を受けます。
 大抵の場合、犯罪被疑者として報道され、その後不起訴となったり、あるいは罪を償ったり、等にも関わらず、ネット上に本名などの情報が拡散してしまっている方、またはその代理人からの要請です。
 個人的に「加害者フルボッコ」な今の世の中にが全く気に食わないと思っているので、こうした要請には即時削除対応しています。
 ですが初めて、「被害者」の方からの連絡を受けました。
 何せ内容が削除要請ですので、詳しくは書けませんが、被害者は加害者の奥様で、ある経緯から刃傷沙汰となるも、結局不起訴になり、その後お二人で社会復帰を目指しているそうです(頂いたお便りには詳しい事情なども書かれていました。いわゆる狭義のDV問題ではないようです)。
 流石にこれには感銘を受け、業務的には正しくない行いですが、個人的なお返事を差し上げてしまいました。

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(通常の業務連絡に続き)
以上、通常の削除要請として対応させて頂き、以下は全くの個人的内容です。
こうした私事を付言するのは不適切なのですが、ご主人の社会復帰に向けての努力、それを支えようとされている奥様の気持ちに感銘を受けました。
(中略)
当方としては過去に過ちを犯してしまった方の社会復帰を妨げる意図は毛頭ありません。
まったくの個人的には、少しの過ちも広く公開され無関係の者から詮索を受ける社会状況に憤りすら覚えております。
ですから通常でも削除対応を行っているのですが、仮にも被害者の方からのご連絡というのは初めて体験致しました。
人は間違える生き物です。
間違えてしまってそこで人生が終わるなら話は早いですが、大抵の場合はその後も続きます。
そして後に続くこの人生こそ、本当の人生なのではないかと、個人的には考えています。
挫折してからが本番です。
これからのお二人の人生には様々な困難があるかとは存じますが、どうか力をあわせ、本当の人生を手にして下さい。
遠くよりご両名のご多幸をお祈り致しております。

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 世の中、弱者の味方だの被害者の声だの、綺麗事ばかりが叫ばれますが、そうした人々の中で本当に手を動かし身を切っている人たちがどれほどいるのでしょうね。それ以外は要するに、「自分は良い人間なのだ」というアピール以上のものではないでしょう。ワンクリックでできる善意ですね。お疲れさまです。
 そうでなければ清く正しいスターリニストなのでしょう。
 わたしは悪い人間ですよ。
 そして大体、悪い人の味方です。
 悪い人がいなければ悪いことは起こらないのですから、被害者だの弱者だのはピーピー言って穴にでも入っていて頂きたい。
 こっちはこっちで悪いヤツをしこたま飲ませて沈ませときますよ。悪いヤツ同士気が合うのでね。
 悪くて強い方をなんとかしなければ始まらないでしょう。

kharuuf

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kharuuf

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