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NHKラジオアラビア語講座―初歩からのアル・アラビーヤ (語学シリーズ)
新妻仁一
難易度 ☆☆
オススメ度 ☆☆☆☆
あくまで「入門」で、「初級」レベルすら網羅できませんが、最初の一歩としてはとっつきやすくてお勧めできます。省略されているポイントが余りにも多いので、一通りこなしてすぐ他の入門・初級テキストと併用すると良いでしょう。
個人的に、一番最初にテキストとして取り組んだのがこのNHKラジオ短期集中講座のアラビア語なので、思い入れがあります。価格も激安です。
NHK ラジオ アラビア語講座 2017年4~9月―話そう! アラビア語 (語学シリーズ)
難易度 ☆☆
オススメ度 ☆☆☆☆
歴代ラジオ講座の中で最新? 一番親しみ易く、例文も比較的実用的に感じます。アラビア語版グレンダイザーのテーマが流されるなど、遊び心のセンスも好きです。イサム・ブカーリさんも、木下先生とやっていた時よりリラックスしているように聞こえます(木下先生ごめんなさい)。
NHKラジオ アラビア語講座 2012年4~9月―アリフからはじめよう (語学シリーズ)
木下宗篤
難易度 ☆☆
オススメ度 ☆☆☆
木下先生が異様に早口(日本語が)で、最初びっくりしました。原則「簡略化フスハー(ターマルブータを発音しない等)」で、「正確なフスハー」も併用。
木下先生という方は多分相当な秀才タイプで、達人(変人?)の居並ぶアラビア語の先生方でも、ちょっと特別に感じます。ノリが合うか合わないか、分かれそうなタイプ。
NHKテレビアラビア語会話 4・5月(2008) (語学シリーズ)
師岡・カリーマ・エルサムニー
難易度 ☆
オススメ度 ☆☆☆☆
無限ループかと思うくらい再放送しまくっていた、カリーマ先生のアラビア語会話。
テレビは所詮お遊びですから、入門レベルとしてもまるで至りませんが、語学講座というよりアラブ文化を紹介するテレビ番組として、非常に成功していたのでは、と思います。個人的にカリーマ先生のファンなので、特に朗読は何度も何度も繰り返し聴きました。
メディアで一番良く聞くくらいの「簡略化フスハー(カリーマ先生風の表記では「フスハー」)」で、アーンミーヤの紹介コーナーもあります。
NHKテレビ テレビでアラビア語 2011年4月~2011年9月―アラビア語の扉をあけよう! (語学シリーズ)
木下宗篤
難易度 ☆
オススメ度 ☆☆
カリーマ先生が偉大だっただけに、ちょっとかすみ気味の木下版テレビアラビア語会話。ラジオと異なり一貫して「正式フスハー」。アル=ジャジーラ子供チャンネルの協力を得て制作されているようですが、今ひとつポイントがボヤけぎみで、誰がメインの講師なのかもよくわからない番組です。
現代アラビア語入門
難易度 ☆☆☆☆
オススメ度 ☆☆
わたし自身は初級時に使用しなかったのですが、大学の教養課程等では最も一般的な教科書らしいので、読んでみました。
基本の文法事項が網羅的にまとめられています。ただ、授業で使うことが前提のためか、あまり独習者向けとは言えません。とはいえ、アラビア語の教科書は大抵ぶっきらぼうなので(笑)、これくらいでへこたれるようでは学習など無理かもしれません。
また、フォントが小さく誤字がやや目立つのも問題です。フォントの大きさは、一般書籍としては普通の大きさで、慣れれば問題ありませんが、まったくの入門者だと困難を感じるかもしれません。
大学の授業で使うくらいなので、相当先まで収録されているのだと思っていたら、強調のヌーンやリ」ル・ケル關 リィ型のリェリケリャル韓ィなどの中級文法は説明していないようで、古典テクストを読むのに必要な文法をすべて網羅している、というわけではありません。入門本なのでそこまで書く必要はないと思いますが、大学ではどう教えているのか気になります。クルアーンを読んでいる人なら、自然に覚えることですが・・。
面白いのは、後半に口語との比較が概説してあること。ここは読み物としても面白く、知らない内容もあって、非常に楽しめました。エジプトのアーンミーヤについて、記法が現在エジプトで一般化しているものと多少異なりますが、そもそも正書法が確立されていないので、通じればそれで良いでしょう。
CDエクスプレス アラビア語 ()
奴田原睦明 岡真理
難易度 ☆☆☆
オススメ度 ☆☆
一般向けの入門書としてポピュラーな「CDエクスプレス」シリーズ。ただ、まったくの初心者がこの「CDエクスプレス アラビア語」を始めて、最後までやり通すのはかなり厳しいと思います。文法説明がおしるし程度しかないのに、中盤から急に難易度が上がります。あくまで「アラビア語ってこんな感じ」と覗いてみるための本です。
ただ、後半の章の例文に美しいフレーズが多く、一通り初級を学んでからCDを聴き直すと、なかなか味わい深いです。入門本ながら、奴田原の文学的風格が滲み出た一冊。
CDは男女一人ずつしか朗読者を確保できなかったのか、男性同士の会話では一人二役やっています。
アラビア語の入門 ()
本田孝一
難易度 ☆☆☆
オススメ度 ☆☆☆☆☆
今からアラビア語を始められる方に一冊だけ薦めるとしたら、この本田先生の『アラビア語の入門』を挙げます。
非常によくまとまっていて、親切で親しみやすい入門書です。
端折った結果「易しく」なっている入門書は沢山あります。本田先生の本でも、入門者向けに省略している箇所は色々あるのですが、決してツケを残す形でなく、考えに考え抜いた結果ここは省いた、という印象を受けます。本田先生の本は「易しい」のではなく「優しい」のです。
新版 ステップアップ アラビア語の入門
本田孝一
難易度 ☆☆☆☆
オススメ度 ☆☆☆☆☆
『アラビア語の入門』の続編。名著です。
わたしは『アラビア語の入門』の方は実際には使っていないのですが、『ステップアップ アラビア語の入門』には大変お世話になりました。
大学教科書系に比べるとグッと簡略化はされているのですが、どのみち最初からパーフェクトには身に付けられないので、本格的な文法書と併用すればOKなのではないでしょうか。
こうすれば話せるCDアラビア語
奴田原睦明 榮谷温子
難易度 ☆☆
オススメ度 ☆☆☆☆
会話中心で文法説明はないも同然ですが、これも「最初の一冊」にオススメできる本。例文の内容がちょっと今時風になっていたり、アラビア語検定対策としても良いと思います。
CDは榮谷先生の日本語とアラビア語が交互に録音されている箇所もあり、電車の中で聞くのに便利です。
基礎アラビヤ語
内記良一
難易度 ☆☆☆☆
オススメ度 ☆☆☆
古い本なので例文がドシブ。練習問題が充実しています。
細かい文法も省略することなく王道ど真ん中に突き進んでいく一方で、説明は省かれていることもあり、独学で始められる方には大変不親切。ただ、個人的には例文をすべて筆写するほど使い込み、非常に多くのものを得ました。思い入れでは一番です。
ただまぁ、ひとに薦めるかと言われるとかなり迷います。独学で最初の一冊に購入すると、九割方挫折すると思います(笑)。会話系の易しい本の後か、併用すると良いでしょう。
くわしいアラビヤ語―語形と構文
内記良一
難易度 ☆☆☆☆☆
オススメ度 ☆☆☆
『基礎アラビヤ語』の続編的なテキスト。この本も全文書き写した思い出の一冊です。レバノンの憲法の条文やら、とにかく例文がシブすぎます。
頻出の構文や熟語が収められているのですが、例文が難しくて、単語を調べている間に肝心の熟語を忘れてしまう難点あり(笑)。
例文のノリはこんな感じ。
この建設計画に対して、エジプト銀行支店はサウディ財務省の保証によって65万ポンドに上る金額の融資を行った。そして(この金額は)4回にわたって返済されることが定められていた。
濃すぎます。
ターハー・フサインの作品から例文が引かれている箇所が結構あって、なかなか味わい深いです。
現代アラビア語入門講座〈上〉
現代アラビア語入門講座〈下〉
四戸潤弥
難易度 ☆☆☆
オススメ度 ☆☆
これは変わった本です。他のアラビア語入門とはノリが違い、「アラビア語はカタカナで表せる」と豪語する一方、文法説明はとても「アラブ的」です。この発想自体はとても面白く、コラムなどは大変読み応えがあるのですが、教科書としては肌に合いませんでした。コラムだけ読むにはちょっとお高いですし。この先生には、教科書より一般書籍を書いて欲しいです。
上巻しか持っていません。
アラビア語対訳 千夜一夜物語―アラジンと魔法のランプ・アリババと40人の盗賊
難易度 ☆☆☆☆
オススメ度 ☆☆☆☆
基礎文法を一通り学んで、次に取り掛かれる本。同じく本田孝一先生の『ステップアップ アラビア語の入門』を卒業したくらいが丁度良いのでは、と思います。
左ページには、千夜一夜物語の導入部分と「アラジンと魔法のランプ」「アリババと40人の盗賊」のそれぞれについて、少し平易に書き下ろした?らしいアラビア語(シャクルつき)と日本語訳、右ページには語彙と文法解説を掲載するスタイルで、説明は非常に親切。頻出熟語が丁寧に抑えられていて、よくできた受験参考書のようです。
朗読CDがあれば言うことなしなのですが、採算的に厳しいでしょうか。アラビア語の教材なんておよそ儲かる商売ではないでしょうから、音声はMP3で勝手にダウンロードしてください、みたいなやり方でもOKだと思うのですけれどね。
やさしいアラビヤ語読本
難易度 ☆☆☆☆☆
オススメ度 ☆☆☆
「基礎アラビヤ語」「詳しいアラビヤ語」の内記良一先生による読解練習本。ことわざ、イスラーム、ジョハー小話集などが収められていて、「基礎アラビヤ語」卒業くらいで取り掛かれると思います。基本的には平易な内容ですが、クルアーンからの引用はそれなりに難しく、ことわざも語彙には難度の高いものもあります。
201 Arabic Verbs: Fully Conjugated in All the Forms (201 Verbs Series)
難易度 ☆☆☆☆
オススメ度 ☆☆☆☆
201の動詞の完全活用表。巻末の索引から「ハムザから始まる派生第二形」のように調べることができ、弱動詞の活用で迷った時などにとても便利です。201というと少ないように感じるかもしれませんが、一通りの変則パターンを網羅しているので、必要十分な量なのではないかと思います。お値段も手頃なので、手元に置いておいて損のない一冊。
Arabic Through the Qur’an (Islamic Texts Society)
難易度 ☆☆☆
オススメ度 ☆☆
タイトル通り、例文をほぼすべてクルアーンからとったアラビア語入門書。文字の読み方から始まり、基本的な文法事項はほぼ網羅しています。
といっても、文字通りの入門者にはお勧めしません。非アラブ圏のボーン・ムスリムで、クルアーンには馴染んでいるけれどアラビア語はわからない、という方なら、入門書としても使えるでしょうが、ほとんどの日本人にとっては例文が高級すぎ、特に語彙の面で難度が高く、ただでさえも難しいアラビア語文法の敷居が余計高くなってしまいます。宗教的な用語は英語でも難しいので、訳文(英訳)を見ても意味がわからないことが多々あります。また、ルクア体的なフォントのため、日本の入門書しか知らない学習者には少し読みにくいです(印刷自体は綺麗で、クルアーンだけにシャクルもついていますし、ある程度のレベルに達していればむしろ読みやすい文字です)。
逆に言うと、文法の基本を一通り終えてから通読すると、得るものの多い一冊です。簡単な文章を読めるようになり、ニュース等と平行してクルアーンも読んでいきたい、という方が、文法の復習も兼ねて取り組むには最適です。ついでに英語の語彙力も付きます。
わたし自身は、入門時に一度取り組んで中盤くらいで挫折したのですが、その後もう少しレベルが上がってから読んだ時には、とても楽しい一冊に変化していました。
教科書ではなく一般書籍ですが、リンク先にレビューを掲載しています。
入門~初級向けの辞書はこれしかありません。といっても「仕方なく使う」ような辞書ではなく、本田先生らしい柔らかさ、優しさに溢れた素晴らしい辞書です。収録語彙は少ないですが、例文・解説は初級辞書として申し分なく、そのまま単語集にもなります。この辞書に収録されている単語は、全部暗記すべきだと思います。
こちらも、初級用の日本語アラビア語辞書は、選択の余地がありません。無条件購入して良いと思います。
Arabic English Dictionary of Modern Written Arabic
日本、というより世界中のアラビア語学習者が使っているであろう辞書。訳語が羅列されているだけの不親切な辞書ですが、使わないわけにもいかないです。
リンク先のエントリをご参照下さい。
The Top 1,000 Words for Understanding Media Arabic
かなり使えるアラビア語メディア系単語集。単語集だけで単語を覚える、というのは合理的でないと思いますが、アラブの新聞を読みつつ、単語集を併用すると、記憶の定着を促せるのでは、と思って使っています。
Standard Arabic: An Advanced Course
メディア・アラビア語の中級教科書。タシュキールは原則としてなく、初級文法を一通りマスターしていることが前提です。オーラル学習部分もあり、CDも出ているらしいのですが、わたしは持っていません。教室での使用を想定している教科書だと思いますが、独習にも使えます。
大学受験における「英文解釈」レベルかもう少し上くらいの難易度で、非常に秀逸なのが構文やイディオムについての解説部分。英語に抵抗がなければ、かなりお勧めできる一冊です。
600ページくらいあるので、持ち運びが辛いのが難点。電車の中で読んでいると、腕のトレーニングみたいになります(笑)。
al-Kitab al-asasi: fi ta’lim al-lugha al-arabiya li-ghayr al-natiqin biha
三巻構成で、初級から中級の内容で段階的に構成されています。問題文も含めすべてアラビア語で、まったくのアラビア語初心者には敷居が高いですが、アラブ圏における「外国人のためのアラビア語教科書」としては一番ポピュラーなのではないかと思います。誤植が非常に多いです(笑)。個人的にとても思い入れのある教科書ですが、教室で使うことを前提にしているので、独習者にはあまり向きません。
対訳 現代アラブ文学選
奴田原睦明
アラビア語シソーラス ワリード・ファルーク・イブラヒム Walid Farouk Ibrahim
エジプト人の先生によるアラビア語シソーラス。自費出版?のような形態で、書店では購入できません。以下の絢文社さんに現金書留で送金し郵送してもらう形になります。
株式会社 絢文社
〒173-0036 東京都板橋区向原3-10-2
電話番号:(03)3959-3960
シャクルは原則としてなく、どちらかというと日本語を学ぶアラビア語ネイティヴに便利な本にも見えます。かなり高レベルで、わたしも到底使いこなせていませんが、末長く学ぶことのできる貴重な一冊ではないかと思います。
アラブの文法書の邦訳。素晴らしい偉業です。
日本の初級文法書には見られない「アラブ的文法視点」を、日本語で学ぶことができます。翻訳者には本当に頭が下がります。
アラビア語・トルコ語・ペルシャ語の新聞記事を翻訳して下さっている素晴らしいサイト。原文PDFなども保存しているので、語学学習に非常に役立ちます。
イギリス発のアラビア語学習PodCast。PodCast購読は無料ですが、スクリプトや動画のフル視聴は有料です。
初級から中級レベルまで様々な段階のレッスンがあり、フスハーの部分とアーンミーヤの部分があります。講師はヨルダン出身らしいです。
ちょっとノリが軽すぎる、英語の部分が多すぎる、という問題もありますが、雰囲気がカジュアルで聞いていて楽しいです。
NHKによるアラビア語放送。web上のスクリプトとほぼ同じ内容がPodCastで配信されていて、非常に役に立ちます。
素材に日本の話題が多いこと、ヤーの点々やハムザトルカトアがキッチリついていること、ラジオ放送なので一文が短いことなど、アラビア語ニュース初心者には一番とっつき易いと思います。アラビア語放送ですが、ノリはとても「日本的」です。
ちなみに、このサイトにはカリーマ・エルサムニー先生による「アラブ人向け日本語教室」があるのですが、日本人のアラビア語学習者にも有益です。
エジプトの政府系新聞。
政府に都合の良い内容の記事がほとんどで、政治的には批判する向きも多いと思いますが、シンプルで短い記事が多く、他のアラブ紙に比べると内容的に理解し易いです。論調の是非を一旦棚上げすれば、学習目的では取組み易い新聞だと思います。デザインがいま一つあか抜けないのも親しみが湧きます。
パンアラブ紙。Al-Ahramと読み比べると、おかしくなるくらい反対意見があります。エジプトに限らず、多くのアラブ諸国政権に対して辛辣な批判を繰り広げている左派系?の新聞です。もちろん、イスラエルやアメリカに対しても極めて批判的です。
コラム記事などは、わたしには読解がまだまだ難しいです。語学学習だけが目的ならAl-Ahramのような「オチが見える」新聞の方が便利です。
アラブの詩を集めたサイト。たぶん、ここより豊富な情報量を持っているアラブ詩サイトは存在しないと思います。YouTubeに朗読の画像も載せています。
英語版もあり、英訳されたアラブの詩が掲載されていますが、原文のものに比べてずっと数が少ないです。
フスハーとエジプト方言のアラビア語語彙リスト。基本語彙が綺麗に整理されていて勉強になります。
International children’s digital library
子供向けの本のオンライン・ライブラリ。アラビア語の子供向けの本も全文閲覧できます(ダウンロードのような使い方はできない)。
アラビア語の子供向け書籍については、ずっと探していてなかなか見つけられず、ここを発見した時は狂喜しました。素敵すぎて内緒にしたいくらいです(笑)。
موقع نصرة محمد رسول الله – الرئيسية
子供向けのイスラーム物語フラッシュ集。アルジャジーラ子供チャンネル並のコテコテの古典フスハーで、イスラーム関係の逸話を分かりやすくお話にしてくれています。台詞が文字で表示されるものもあるので、学習用にも便利です。
The Quranic Arabic Corpus – Word-by-Word Grammar, Syntax and Morphology of the Holy Quran
クルアーンの構文解析ツール。驚愕の完成度です。大変重宝しています。
クルアーン読誦サイト。この手のものはいくつかありますが、個人的にはここが一番お気に入りです。
浜中先生による日本ムスリム協会版日亜対訳クルアーンweb版。アラビア語も文字データで載っているのでとても便利で助かっています。
Quran Audio Library – MP3 Quran
様々なムクリゥによるクルアーン読誦MP3。
Search Engine: Search in the Quran リァル・ぺアリァル陂 リァル・・アル館蔀 and Hadith
クルアーンとハディースの検索では、ここを使っています。
まずはこれだけ エジプト・アラビア語―口語アラビア語入門 (CDブック)
非常に基本的なことしか載っていませんが、エジプト方言についての日本語リソースの限られる中、貴重な入門書です。アラビア文字ではなくラテン文字表記とカタカナ。
上と同じく、超入門書で、基本はラテン文字表記ですが、アラビア語表記も巻末にまとめて掲載されています。フスハーの知識がある場合、アラビア語表記があることは大きな助けになります。
Kallimni ‘Arabi Bishweesh: A Beginner’s Course in Spoken Egyptian Arabic 1
Kallimni ‘Arabi: An Intermediate Course in Spoken Egyptian Arabic
Kallimni ‘Arabi Aktar: An Upper Intermediate Course in Spoken Egyptian Arabic 3
Kallimni ‘arabi Mazboot: An Early Advanced Course in Spoken Egyptian Arabic 4
Kallimni ‘Arabi Fi Kull Haaga: A Higher Advanced Course in Spoken Egyptian Arabic 5
アメ大出版による五巻構成のエジプト方言教科書。各巻にCDが付属していて(MP3なので収録量はかなり多い)、最終巻にはDVDも付いています。非常に優れた内容です。
ただし、親切な文法説明等はなく、ほぼアラビア語表記のみのため(最初の一巻は違うのかもしれませんが、わたし自身は三巻目以降しか使っていないので未確認)、まったくの初心者には厳しいです。質問できる先生がいないと、分からないところは永遠に分からない可能性があります。特に最終巻の慣用表現等は、エジプト人に説明してもらわないとよくわからないものが多いです。
各巻末には、新出単語リストとその英訳が付いていますが、今ひとつまとまっていないのでないよりマシ程度です。
Arabic-English Dictionary: Colloquial Arabic of Egypt Socrates Spiro Librairie du Liban Publishers
エジプト方言-英語の辞書。定番かと思います。
版型が大きいので、かさばって使いにくいですが、熟語等も収録されているので重宝します。
A Pocket Dictionary of the Spoken Arabic of Cairo: English-Arabic
英語-アラビア語のポケット辞書ですが、ラテン文字表記のみで、旅行者向けといった感じです。本格的学習には向きませんが、ないよりマシでしょう。
A Reference Grammar of Egyptian Arabic (Georgetown Classics in Arabic Language and Linguistics)
中身を確認せず通販で購入したエジプト方言リファレンス本。文法事項が、事項名のアルファベット順に並んでいるだけで、正直非常に使いにくいです。しかも全部ラテン文字表記。まったくお勧めしません。
A Vocabulary of Vernacular Egyptian Arabic: Containing the Most Useful Words Only
エジプト方言語彙リストとして、これも中身を見ないで通販購入しましたが、全部ラテン文字表記の上、どっかの教授が授業用に作ったプリントをそのままコピーで印刷したような体裁。お勧めしません。
MoodleによるTUFS言語モジュールのe-learning化 アラビア語エジプト方言
これは非常に面白いです。スキットの内容もエジプトのノリがよく出ていて楽しいです。