数えられなかった羊はどこに行ったのだろう。
次はボク、次はボク、と思いながら待っているうちに、数える人が眠ってしまった羊は。
暗いところに閉じ込められて、ただ待っているのだろうか。
あるいは、数えられたかもしれない、という可能性にも気づかないのだろうか。
夢の中でわたしたちが出会うのは、きっと数えられなかった羊だ。
羊でも人間でもない、得体の知れない肉の塊になって、浜辺に打ち上げられている。
それはわたしだ。
ماذا تظنون.ان كان لانسان مئة خروف وضل واحد منها افلا يترك التسعة والتسعين على الجبال ويذهب يطلب الضال