アーシフ・アラー・イズアーグの歌

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 アフマド・ヘルミーの「آسف على إزعاج(迷惑かけてごめんなさい)」の歌。

هتعمل إيه لو نمت يوم وصحيت بصيت وشوفت نفسك فى المراية بكيت
جواك سؤال تصرخ تقول أنا مين أنا زي ما أنا ولا اتقسمت اتنين وبعدين

بعدين قول يالى فى المراية فهمني إيه الحكاية
فرحان تعبان مرتاح ندمان
حاجات كتير فى حياتنا اتسببت فى حيرتنا
وآدينا عايشين راضيين جايين ورايحين

هتعمل إيه لو نمت يوم وصحيت ولقيت أقرب ما ليك فى الدنيا مش حواليك
هو إنت مين إللي عمل كده فيك مش إنت ولا فى حد غما عنيك وبعدين

بعدين قول ياإللي فى المرايه فهمني إيه الحكاية
فرحان تعبان مرتاح ندمان
حاجات كتير فى حياتنا اتسببت فى حيرتنا
وآدينا عايشين راضيين جايين ورايحين

どうするかしら ある日眠って目を覚ますと 鏡の中で泣いている自分を見たら
あなたの中で問いが叫ぶ わたしは誰 まるで二つに割かれてしまったように
(※)
それから言う 鏡の中の人よ どういうことなのか教えてくれ
喜び疲れ安堵し後悔し
人生の多くのことは 気の迷いから来ている1
そうやってわたしたちは 満足に生きて暮らしていくのよ

どうするかしら ある日眠って目を覚ますと この世で一番近しい人が 存在しないと気づいたら
そんなことをしたのはあなた それとも誰かがあなたの目を曇らせたとでも言うの
(※繰り返し)

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 آسف على إزعاجは、尊敬する父を亡くした男性が、悲しみのあまり父が生きているという妄想を作り上げ、その世界の中で暮らしていく物語です。実際はもっと凄いどんでん返しが待っているのですが、ネタバレ過ぎるので伏せておきます。
 主人公は、医師の治療を受けて薬を飲み、実は父が死んでいるということに途中で気付くのですが、そんな世界が本当に良いのか、分からなくなります。
 こう書くと随分チープに見えてしまいますが、とても悲しくて良いお話です。この歌の内容も同じ主題を語っています。

  1. 本当ではないこと、真実ではないこと、空想上のことに基づいている、ということ []